言の葉(ことのは)
第三章

ふりかえる時

誕生日が過ぎて
私は1つ。歳を取る


だけど
いきなり世界が変わることはない



私は今日も

学校までの坂道を登り
一番に中庭へと向かう


樹々の間で風に吹かれ
思いを巡らす



今日の放課後の予定は決まっていた…


昨日のあの場所へもう一度行くこと…
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