成長日記?
中学生
時間は流れに流れ 
少女は小学生から中学生になりました。 

色気づいてくる思春期。
徐々に身体的に大人の準備をしつつも、精神的にはまだまだ子供な年頃。 



所謂青春時代というものだろう。



部活や人間関係で悩みが増えだすこの頃。 


この子は違った。 


「おっはよ~♪」
ガラッ 

扉を開け、笑顔で目の前にいたクラスメイトに挨拶する少女がいた。 
その少女に気付いた人たちから、少女に挨拶していった後は、各々話に戻った。親しくなくとも、挨拶されたら、挨拶するのは条件反射なのだろう。
落ち込むことも高揚することもなく思った。
その少女の背後に、ゆっくり近づいてくる影があった。


ガバッ! 
「おっはよ~♪今日もいい匂いするねぇ☆由利」 
「…親父くさい」
「Σそんなことないよ!いい匂いのする由利が悪いんだ!!」
「そんなこと言ってるの佐久良だけだからね!」 

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