彼は、
‐翔也said‐

学校に着いて、屋上で美音を待つ。


待つこと5分。

キィと少し錆びた音を立ててドアが開いた。



現れたのはーー


美音。


一瞬、目が合うと顔を赤くして俯いた。

…可愛いっつーの


そして、だんだん近づいてくる。


俺との距離が10センチくらいのところで立ち止まり、口を開いた。


美「おはよう…し、翔也…」

翔「おっ…おう」

美「昨日の返事、なんだけど……」


ついに、返事が来る。

フられるか、OKが出るか……



美「私も、翔也が…


  好きです。」
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