彼は、
翔也side

ポケットの携帯が振動する。

それは…ー


美音からのラインだった。


歓喜と驚きのあまり、携帯を落としそうになりながら、トークを開く。

そこに書かれていたのは、これから起こること全てだった。

ー‐ー‐ー‐ー‐ー‐ー‐ー‐ー‐ー‐ー‐

美 翔也、連絡遅れてごめんね。
私は無事です。


これからある作戦を始めたいから、翔也にも協力してほしいな…(´·ω·`)


翔 もちろん!


美 良かった…
早速、本題に入ります!

私は空港のホテルにいます。
今、パスポートをメイドさんが探してて…
このまま見つからなければ、私は海外に行かなくて済むから…


もし、持ってたら、パスポートを隠し持ってて欲しい…


あと、助けて……


翔 今、空港に向かってる
もうすぐ着くから待ってろ!


美 ありがとう…(泣)
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