#1のユニフォーム
「…そんなわけないじゃん。人のこと考えすぎ」
「…っ」
「邪魔になんかなるわけないよ。俺、結子のおかげで乗り越えられたこと、たくさんあるんだからな」
「……そ、そうです、か…」
そう言われて、心の中がほわっ、と温かくなるのを感じた。
「…あ、の、…私、も、その…………す、好きです、大翔くんのこと…」
「っ!」
言ってから、人生最大で恥ずかしくなった。
俯けた顔が、今までにない速さで熱くなっていく。