#1のユニフォーム
大翔くんのおおきな手が、私の頭をぽんぽんっと撫でた。
「クリスマスさ、2人でどっか行こうか」
「えっ…!」
思いがけなかった言葉に、私は目をぱちくりさせる。
「部活休みだし。せっかくのクリスマスなんだから、どっか遊びに行こう」
……手袋越しに繋いだ手が、あったかい。
「…うんっ!」
私がおおきく頷くと、大翔くんは隣で、いつものように八重歯を見せてニカッと笑った。
初恋が、大翔くんで本当によかったよ。
ありがとう。
これからもずっとだいすきだから、
大翔くんをだいすきな私でい続けるから、
ずっとずっと、
きみの傍にいさせてください。
°.+*end