#1のユニフォーム






すると女の人の後ろから、重たそうなビニール袋を両手で持った、同い年くらいの小さな男の子が出てきた。




「……どうぞ…」



男の子はそのビニール袋を私に差し出すと、小さな声でそう言った。




「…あ、ありがとう…」



私もつられて声が小さくなった。





男の子は私に渡すと、すぐに女の人の後ろに隠れた。




「これ、前に住んでた所の特産品で…」



袋を覗いてみると、大きな野菜やフルーツがたくさん詰まっていた。





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