#1のユニフォーム






「まあっ、こんなにたくさん…! すみません!」


「いえいえ! 本当に、つまらないもので…」



お母さんは袋を覗き込んで声をあげた。






「あの、この子、大翔っていいます。よければ、仲良くしてください」



女の人は隠れた、その大翔くんを引っ張って、私と向かい合わせた。





「結子っていいます。こちらこそ、仲良くしていただけたら嬉しいです」



お母さんは私の頭を押して、お辞儀をさせた。





< 14 / 124 >

この作品をシェア

pagetop