#1のユニフォーム





外に出ると、やっぱりもうそんな時間だよね、と思った。



部活を終えた生徒がちらほらと家路についていた。




私は鞄を持ち直すと、家に向かって歩き始めた。











ー…「あれは絶対読むべきだってば!」


「わかったって! わかった!」


「わかったんならよろしい!」





しばらく歩いていると耳に入ってきた。



私は、少し下げ気味だった視線を上げて前を見た。



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