#1のユニフォーム





私はとっさに首を横に振った。



「は、春木くんだって、幼馴染でしょ? もう少し聞いてみたら…」


「俺にも言えないようなことなんだよ。ね、頼む、西宮さん!」


「………」




春木くんが顔の前で手を合わせてそう言ったから、私は断れずに頷いた。



「…じ、じゃあ、近々…」


「ありがとう西宮さん!」



春木くんは明るい笑顔を私に向けると、「じゃあ」と言って教室を出て行った。





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