#1のユニフォーム






練習がない日の方がいいかな、と思って調べてみたら、休みの日が全然なくて。



やっと見つけた日は、次の次の週の木曜日だった。









その、練習がない日の放課後、大翔くんに言って教室に残ってもらった。



一般生徒はもういなくて、廊下にはひと気がない。








“サツキちゃんと仲直りしたら?”





明るく、そう言えばいい。


なのに、私の口は思うように開いてくれない。




< 50 / 124 >

この作品をシェア

pagetop