#1のユニフォーム
「…結子にそんな顔させてたのって、俺のせい?」
「…え…?」
大翔くんの声に顔を上げると同時に、私は大翔くんの腕の中にいた。
「ひ、ひろ…」
「俺、内海と付き合ってなんかないよ」
「……えっ……?」
頭の上から、そんな言葉が聞こえた。
思わず、自分の耳を疑った。
「だっ、……クラスのみんな、大翔くんとサツキちゃんは付き合ってるって言ってるし、それに………ふ、2人で、帰ってた、し……」
わけがわからなくなって、頭が混乱し出す。