#1のユニフォーム







「なんか、そこまで言われたら断ろうにも断れなくて……次の日、内海と本屋行った」


「……うん…」


「…で、目的の本買って、帰ろうとした時にさ…」




大翔くんは、そこで1度言葉を切った。








「……言われた、内海に……。……『好き』って…」


「…っ、」





……サツキちゃんは、大翔くんのこと、好きだったんだ………





でもそう言われて、すんなりと納得できた。


大翔くんと話している時のサツキちゃんは、すごく楽しそうだったし、大翔くんを真っ直ぐに見つめていた気がする。





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