#1のユニフォーム




私は慌てて首を振る。


「だっ、大丈夫だよ! あれは、私が勝手にしつれ…」


「…え?」


「なっ、なんでもないっ! 大翔くん帰ろ!」



私は鞄を持つと、大翔くんを引っ張って教室を出た。







……あ、危なく、口が滑りそうになった…


私が勝手に失恋した、って…




き、気をつけなきゃ……っ






私は昇降口で靴を履き替えると、大翔くんと並んで校舎を出た。


< 63 / 124 >

この作品をシェア

pagetop