#1のユニフォーム






先生は私の背中をぐいぐいと押して、外に追いやる。



「ほら、もう暗くなるの早いんですから。早く帰りなさいね!」


「あっ…」



先生はドアをぴしゃりと閉めてしまった。





「…今日はだめかぁ…」


私は仕方なく、薄く積もった雪を払って、昇降口前の階段に腰をおろした。







はぁー…と息を吐くと、小さな白い雲がうまれる。


そして儚く、消えていく。





それを目で追いながら、私は、今日によく似た、幼い頃の冬の日を思い出した。







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