#1のユニフォーム
視線を向けると、試合後で暑いからか、心なしか顔を赤く染めた大翔くんがいた。
「…結子、あのさ、俺……」
「……?」
真剣な表情で見つめられ、いつの間にか、歩く足はお互い止まっていた。
「俺…、…………
……ぅああやっぱムリ!」
「…へっ?」
いきなり大声でそう言ったかと思ったら、自分の髪をぐしゃぐしゃと乱す大翔くん。
……ひ、大翔くん……?
どうしたんだろう…………?
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