#1のユニフォーム
「…っもう! ほーら行きなさい! 本当に遅れるわよ? …ハイ、行ってらっしゃーい、頑張ってねー!」
「っあ!」
なかなか行こうとしない私に痺れを切らしたお母さんが…ついに動いた。
ソファにへばりついていた私を無理矢理立たせ、強引に背中を押し玄関へ。
そして、にっこり笑顔で私にエールを送ると、ぴしゃりとドアを閉めてしまった。
……私はそのまま行かざるを得なくなってしまった。
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