ナンパ男がしつこい件について
わからない
いよいよ、校内推薦の決定日が来た。
校長が教室の扉を開ける。
教壇の前に立つと、
「校内での結果を発表します」
みんなで手を握る。
「合格した人は学校を代表すると思って専門学校の試験に挑んでください。」
左右を見ると、みんなと目が合った。
ぎゅう、と手が赤くなるほど、お互い力を強くする。
学校と、名前が発表する度に誰かが叫んで、飛び上がった。
「次。○○学園。藪塚唯花」
…え、
今、
もしかして。
「唯花?唯花やったんだよ!推薦貰えたんだよ?!」
「やっ………
やったああああああああ゛!!!!」