ナンパ男がしつこい件について
ちょっと飲み物でも飲みに行こう。
ドアを開けると、お母さんは寝ていた。
キッチンに行き麦茶を取る。
「ゆーいか」
後ろから飛び付くように抱きついてきた。
「椋太郎?」
「キス」
で、出た…
「チューして?」
「えぇ…」
困った。
前より酔ってるな、
「やだ」
「…俺もやだ」
肩に頭をのせた。
「俺もキスされないのやだ」
小学生かよ…
「あたしもキスするのやだ」
このやりとりをしばらく繰り返す。