ナンパ男がしつこい件について
眠い。
昨日までほぼ寝ないで作業して午前中動き回ったせいかすごく眠い。
寝ちゃいたい…
でも最後の文化祭だし寝るのは勿体ないよな
頬を両手で叩いた。
明日授業中寝れるだけ寝ちゃえばいいんだ、起きろ、あたし。
今どれくらいお客さんいるのかな
そんなことを思っていると右の頬に冷たい感触。
「つべたっ」
頼んできた通り、ファンタを渡された。
「ありがと」
椋太郎が黙ってるのでおかしいなと思って見上げると、
…どうしたのこいつ。
なんかすっごい変な顔してるんですけど。
「何その顔、どうしたの」
「…JKに逆ナンされた」
しょうもな!めちゃくちゃしょうもな!
「うちの学校の人でしょ。女子高は男ならいいんだよ男なら」
「いや、ギャルの子でさ…どこ高?って聞かれてなんつーか嬉しかったよね」
「何、ギャル好きなの?」
呆れるように言うと、「まあ」と返される。
っておいこら!