ナンパ男がしつこい件について
ものすごいハードスケジュールだった修学旅行も終わってしまう。
…本当にはやかった。
「でも楽しかったねー」
「確かに本当楽しかった」
飛行機でそんな会話をポツポツとはしたけれど、
みんな疲れて寝てしまった。
目が覚めると、そこはもう東京。
変な体制で寝ていたからか、首が痛い。
ぼーっとしながら外に出て、眠たい目をこすりながら電車に乗った。
「じゃねー」
「ばいばーい」
みんなと別れて、荷物を引っ張っていく。
華和とも別々になって家についた。
…久しぶりだ。