ナンパ男がしつこい件について




「クリームおいしい」



自分で食べて、そう思った。



「寒くなってきたね」




「そうだな、大分」





最近デートに車を使ってるのでお酒を飲めないのがもどかしいらしく、




少し水まらなさそうにを飲んだ。





「お酒一緒に飲めるようになりたいなあ」




単純にそう思う。



「アルコール絶対強いだろ唯花」




「確かにそうだね」




「巧さんもすげえよ、俺酒飲み対決でいっつも負ける」




巧とどんなことしてるんだか…




なんて思いながらあたしも水を飲んだ。




「巧さんとの話聞く?」




巧の話、か。




「聞きたい、椋太郎からちゃんと」




「そっか。じゃあ話す」




椋太郎はちゃんとこっちを向いてゆっくりと口を開いた。






< 369 / 468 >

この作品をシェア

pagetop