ナンパ男がしつこい件について
父親
「あ、お、つけまが…」
久し振りにつけまなんてつける。
から上手くくっつかない。
このつけまは申し分程度の反抗心だ。
娘は多少ひねくれたぞっていう。
………しょうもな。
バカらしくなりながらも、自分のまつげと馴染ませた。
「よし、いいかな」
もう家について、待ち時間が長いと言うことで家でぐだぐだしている椋太郎に
「終わったよ、準備」
と言った。
「ぎゃ、ギャル…?」
「ギャル好きって言ってたじゃん」
なんとなく言うと、
「いや、唯花は別にならなくてもいいわ…」
なんて言う。