ナンパ男がしつこい件について
うわあ…冷たい
真下にあるヒトデを触る。
「ひっ…!」
なにこの感触…
「きもいーこれ感触きもいー」
「『ひっ』って声久しぶりに聞いたなー」
「黙ってて変態いい…うわっきもっ」
もはや手を繋ぐというよりかは腕に抱きついてぷにぷに触る。
「良かったら手に乗せてください~」
と言って強引にあたしの手の上にヒトデをのせる。
「ちょっいやっ何これ動いてる…っ」
「…かわいい。」
「じゃなくて助けて、こいつをあたしの手の上からどうにかして」
必死に椋太郎に訴えかけた。