ナンパ男がしつこい件について
いや、かなり関係あるから。
と言いかけるが、言えない。
「…………」
だって、
「ぷっ…ごめん我慢できない!唯花の死人みたいな顔やばい!ツボ!」
ばかだから。
華和が爆笑してる姿を見て心のなかで首をしめる。
「あー久しぶりにそんな顔見たわ、最高」
まだ飽きないようで吹き出して笑い、
肩で息をしてひーひー言っている。
「華和久しぶりにそんな爆笑したね」
「そう?」
笑いすぎて出た涙を吹いて答える。
「購買行こっか」
頷いたので財布を鞄の中から出して教室を出た。