ナンパ男がしつこい件について
「んーまあそうなんだけど、この時間にいるのは珍しいから」
「そう言えばそうかも」
「あ、そう言えば雑誌欲しかったんだった」
彼女はそう言うと雑誌を手に取る。
「今月号もかっこい~」
表紙を見ながら惚れ惚れしている。
そこにはドヤ顔をしたホスト。
「それのどこが…」
ホストだけはだいっきらいだから、良さがわからない。
「はあ!?イケメンなのはイケメンでしょ!?」
「ま、まあ…」
余りの勢いに後退りしてしまう。