甘い悪魔。
笑い出した悪魔。
ヒトの告白を笑うか!普通!
まぁ、確かにヤケだったから可笑しかったかもしれないけど…
「一世一代の名告白を笑うな!バカクソ悪魔!」
買ってきた風邪薬をバカクソ悪魔に投げつけ、水を汲みに部屋を出る。
コップを乱暴に出して、水を出す。
そしてため息一つ。
もう最悪。
こんなことになるなら、あいつの風邪が治ってから告白すればよかった…
シンクの縁に手を置いてしゃがむ。
しばらくそのまでいると、コップの水が溢れる音がした。