甘い悪魔。




カァッと顔が真っ赤になる。




耳もきっと真っ赤なはず。




愛してるなんてむず痒くて顔が見れない。




そんなあたしをからかうようにちゅっと耳にキスを落とす和穂。




「…ひゃっ!な、何すんの!?」




つい変な声が出てしまった。




クスクス笑ってあたしを真っ直ぐに見つめてくる、悪魔。




「…真っ赤なクソガキをからかってやろうと思って」




もうほんと最悪。
消えろ、クソ悪魔。




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