甘い悪魔。
「…べ、別にいつからだっていいだろ…!」
え?和穂の顔が赤い。
今まではあたしが目を逸らしてたのに、今度は和穂が目を逸らした。
照れてる!?あの和穂が!?
これはちょっと面白いかも。
「…ねぇ、答えてよ。
あたしをいつから、どう見て好きになったの?
ねぇ、和穂さん?答えてよ」
和穂の頬をツンツンと突ついてみる。
和穂はいつもならあたしの手を掴むのに、今回は払った。
それでも突つくのをやめないでいると、和穂は急に起き上がった。
「…うっせぇ!シャワー浴びてくる!」
逃げるようにしてシャワーを浴びに行った。
珍しい和穂の一面を見て、笑ってしまう。
あんな照れた和穂、初めて見たから。
これから色んな和穂が見られるのかな?
なんて思いながら、あたしもベッドから起き上がった。