甘い悪魔。
熱い休日
和穂がお風呂に入ってる間にお粥を作る。
料理はあんまりしないけど、お粥くらいは作れるんだから。
なんて一人で誰かに話しかけるように張り切りながら、お粥を作る。
にしてもあたし、ほんとに和穂の恋人になったんだな…
幼馴染で気付かなかった気持ちに気付いて、ちゃんと気持ちを伝えた。
和穂には『愛してる』なんて言われたけど、正直むず痒い。
でもいつかこの言葉が心地いいものになるのかな。
今まで誰にも頼ってこなかったけど、和穂にならいいよね?
あっちも頼れって言ったんだし。
そんなことを考えていると、浴室から和穂が帰ってきた。
首にかかったバスタオルで濡れた髪を拭く姿は、やけに色っぽい。
見ていられなくて視線を鍋へと移す。