甘い悪魔。




「…ん…」




ここで目が覚めた。




まっすぐ見つめれば、見えるのは白い天井。




そっか、あたし保健室で寝てたんだ。




病気で眠くなったわけじゃない。




今日はちゃんと薬を飲んできた。
奴に悪魔に寝てる隙に何かされないためにも。




そんな和穂とはあの日以来、あまり話してない。




てかあたしが話さないように、こうやって無理矢理寝て1日を過ごしている。




でも和穂の世話焼きは相変わらずで。




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