書くの神
インパクトも大事だからと、文字数制限いっぱいのタイトルを引っ提げ、私の挑戦は始まった。
するとどうだろう。
少しずつPVが増え、読者数が増えていく。
物語も中盤に差し掛かると、書き出したそばから、誰かが読んでくれる。
積み重なるPV数は、目に見える糧となり、書く意欲がわいてくる。
いつしか私は、書くことに夢中だった。あまりに楽しすぎて。あまりに反応がダイレクトで。
あゝ、これが携帯小説の強みか。
三ヶ月、書き上げた達成感。
築き上げた交流。
レビュー。
その時点で私はもう、すっかり携帯小説にハマっていた。
そして、読み始めたのも、その頃。
感想ばかり貰うのは悪いから、という、主婦的な理由で、読んでみた。
あれ⁈面白いんですけど?
あれだけバカにしていた携帯小説だったのに、意外や意外、面白いじゃねーか。
読まず嫌いだったファンタジーに夢中になった。
生徒と先生との恋を、大人目線で書いた話に共感した。
書くこともそこそこに、私は読み漁る。
感想を書いて、更新を追いかけ、レビューを書き、そのお返しにまた読みに来てもらい。なかなか悪くはないループが出来上がった。