[B L]だからスキって言ったのに



今更ながら。







「天野、その…近い。」





俺の五臓六腑が、破裂寸前なのだが。






俺は天野から視線を逸らした。


 




「夏音、恥ずかしいのか?」





「あ、たり前…だっての。」





ちょっとすねたように言ってみる。






「ぷっ…夏音、可愛い。」





なんだと!?





「俺だってなぁ…!」






勢いで天野を見たのはいいものの、やっぱり恥ずかしい。





俺は、さっきとは一変、困ったように天野を見上げた。





「天野…─~~~~~~~~っんぅ」






瞬間天野にキスされた。





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