[B L]だからスキって言ったのに
「~~~~~~~~~~~~~っ!!」
「わ、わりぃ!!
ほぐしたつもりだったんだけど…」
「…き、だから…」
「へ?」
「平気だから…っ!!」
俺は、天野を見上げた。
天野はとても色っぽい顔で、欲望が見え隠れしていた。
天野の身体をつたう汗が、妙に俺を煽る。
「…っ!!」
天野は、俺を心配してか、挿れてから動かずにいる。
なのに俺は、さっきの感覚とは違うものが芽生えていた。
痛みだけじゃない、なにか。
自分が狂いそうで、怖くなる。
俺はとっさに、天野にしがみついた。