［B L］だからスキって言ったのに

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あれから、津白とは一切しゃべっていない。


周囲は

『小林が津白にフられた』

と噂になり、質問責めがひどかった。



ただ、津白はその質問を無視し続け、いつの間にかすべての質問が俺の所にきた。



ｶﾞﾁｬｯ



「おー、おかえり。」



「ただいま…」



「随分とお疲れだな。」



「まぁ、ね…」



「あれだけ質問責めにされてたらな。」




ホントだよ、まったく。




「いい加減にしてほし…っん」





天野は俺に、強引なキスをした。



「…っぷは、おい、急になんだよ。」



「いや、最近夏音帰ってきたらすぐ寝ちゃうし、オレそろそろ夏音不足。」



夏音不足って…



「俺も、天野不足？」


「なんで疑問系なんだよ。」





天野はツッコミを入れながらも、俺の服の中に手を滑り込ませた。



「…ンッ、や、ぁ…天野、じ、らすな…！」



天野は、久々だからなのか、

ふてくされてるのか、


ゆっくりと、丁寧に俺の身体を愛撫した。


まるで、焦らされているような心地だ。


「んっ、あ、ぁ…！」


そのせいか、いつもより敏感になってる気がする。



手が動けば


ﾋﾟｸﾝｯ


身体も動く。





「天野…っ!!」


「スゴ、夏音もうここビショビショ。」


天野は、俺のを触るか触らないかのぎりぎりラインを撫でた。


自然と腰が動く。


「ははっ、夏音腰動いてんぞ。」


「あ、まのっ…!!も、やめ…」


「だったらお願いしてみろ。」




…お願いって。


天野のことだ、絶対俺をからかってる。




「…いじわる。」


「いじわるでけっこう!!

さぁ、おねだりしてみろよ。」



「…で、中…して。」


「聞こえないなー。」





…クソ、絶対わざとだ。


俺はやけくそで、大声で言ってやった。





「天野で、俺の中もっとぐちゃぐちゃにして!!」


「…了解♪」


天野は満足そうな顔をして、俺の中に指をつっこんだ。


「んぁ、ぁぁぁぁぁぁあああ!!」


「なんだ、早かったな。

そんなに焦らされるのが好きか。」



「ちが、違う…！」



天野は、自分の指についた白い液体をペロッと舐めた。


その姿が、ヤケに妖美で。


「なんだ、夏音まだ足りなかったのか？」


「いじわるしないで…天野を、感じたい。」


「…！ったく、可愛いこといいやがって。」



「あぁっ…んぁ、あ、ぅ…あっ!!」



それから、俺と天野は必死にお互いにしがみついた。