[B L]だからスキって言ったのに
2章
オレの勝手だろ
ガチャッ
バタンッ
いつも通り、部屋に入った。
「は───────────…」
そして、いつも通り、深く息をはく。
最近の俺はどうかしている。
天野のことしか考えていない。
そして、天野の事を考えないようにすればするほど、天野の笑顔が浮かぶんだ。
俺は、振り向かないって決めただろ?
なのにどうして、今更──────…
「あーもう、ダルい…」
俺はそのまま、寝てしまった。