五つ子は最強・最高!!
私はそう思いながら、自分の部屋に入る。

「あ、おかえりー」

「ただいま雛。」

机に向かって真剣にネイルアートをしている

ほんとにオシャレ好きだよね…

彼女は瀬戸雛。

私の姉で唯一の兄妹の中での女の子。

面倒見がよくて私がいつも頼りにしている自慢の姉です。

私の一番の理解者で親友ともいえる存在

とにかく頼りになる

自分の机に鞄を置いて、そこらへんにあったジャージに着替える。

「あ、こら華!あんたまたジャージばっかり着て!」

う゛…やばい…

「あんたあたしと瓜二つな顔して可愛いんだから、もっとちゃんとオシャレしなさいよ!」

ほんと雛ってオシャレだけには厳しいからな~…

てゆか、何気にナルシスト発言してるけど。

まぁ、そこはおいといて。

「えー。家の中でくらい楽な格好でいいじゃん。」

「とか言ってあんたいっつも出かけるときもジャージじゃない?」

ギクッ

なんで雛が知ってんのー…

「とにかく!スタイルよし、顔よしなんだからほらっ、この短パンでいーから着替えなさい!」

雛が自分の洋服棚から私が着れるような短パンとパーカーを私に渡す。

「着替えてからリビングにきなさいよ?あたしが朝美さん手伝っとくから」

「はぁーぃ…」

雛が部屋から出て行き仕方なくジャージを脱いで、短パンとパーカーに着替え直す。

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