最強少女は恋をした

……………

この沈黙は、嫌いだな。
何か話さないと。

『…ごめん。迷惑だよね。…今の言葉忘れて!』
「…いいよ?」
『…え?』
「一緒に住んでやる。」
『ほ…んと?』
嘘じゃない?夢じゃない?本当なの?
「あぁ。」
『あ…りが…とう。』
「どーいたしまして。…ほら、もう泣くな。」
そう言って白夜は私の頭を撫でてくれた。

『う…うん。………でも、親とかは大丈夫なの?』
「明日聞いてみる。てか今日からは、無理だから…俺ん家来るか? 」
『いいの?』
「いいんじゃない?」
『じゃあ行く。』
「わかった。支度できたら行くぞ。」
『うん。』

―20分後―

支度して、歩いて白夜の家まで行った。

近かったな。ってか意外とでかいな。

白夜は、扉を開けて入っていった。しかも堂々と。それに対して私は、気配を消して白夜の後についていった。

「おかえりなさい坊っちゃん。」
「坊っちゃんおかえりなさい。」
「坊っちゃんお疲れ様です。」
など厳ついおっさんたちが沢山挨拶してるけど白夜は「ああ。」しか言わなかった。

…慣れてるねー。つーか私の存在気づいてないだろ?まぁそっちの方がいいけど。
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