最強少女は恋をした

「適当に座って。」

私はベッドに座った。

『…それで、話って?』
「…お願いがあるんだ。」
『お願い?』
「…もしよければもう一人、一緒に住んでもいいか?」

もう一人?
『いいけど。…誰なの?』
「呼んでくる。」

白夜は、部屋を出て3分で帰ってきた。

ガチャー
「…こいつだ。」
「…初めまして。……笠木 來カサキライ。」

笠木來と名乗った人は、身長は白夜と同じぐらいで、髪は金髪の白夜と同じイケメンだった。

『初めまして。黒羽苺です。私のことは、苺でいいよ。…なんて読んだらいい?』
「…」
「…あー こいつ根はいい奴なんだ。わかってくれ。」
『うん。わかってる。…過去に何かあったんだよね。』
「…何で?…そう思うんだ?」

お!來君が喋った!
『う~ん…目が輝いてないから?』

「!!…白夜…俺こいつなら大丈夫。」
「そうか。來、よかったな。」
「あぁ。…苺よろしくな!俺のこと來って呼んでいいから!」

『うん!よろしくね來。じゃあ明日から私たち三人は“友達“そして“家族“だから!』
「「ああ!」」


『それと明日、言いたいことあるから学校昼で帰ろうね。荷物とかも片付けないといけないし。…來ってどこの学校?』
「同じ鴉場高校で同じクラス。」
『そう!だったら一緒に帰ろうね。』
「ああ。…それで話したいことって今言うのは、無理なのか?」
『…ごめん白夜。今日は、無理。』
「そうか。…明日必ず言えよ?」
『うん。…もう眠いから寝る。』
「…俺のベッド使え。俺は來と客用の部屋で寝るから。…おやすみ苺。」
『おやすみ白夜。…來もおやすみ。』
「おやすみ苺。」

私は、ベッドに横になると、すぐ意識を手放した。
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