最強少女は恋をした

タタタタター

『おまたせ!』

「…苺眼帯は?」
と不思議そうに聞いてくる白夜。
來も不思議そうに私の顔を見ている。

『その事はあと。急がないと遅刻する!』

「それなら大丈夫。車で行くからあと5分はゆっくりできる。」
と來がしれっとした顔で言った。

『そt「苺朝飯は食べないのか?」…』

…來君、人の話を最後まで聞こうよ?
でも心配してくれたし、一応答えてあげようかな。

『…紅茶が欲しい。』
「はぁ?」
とちょっと怒り気味の來君。
…言うんじゃなかった。

それから、優雅に過ごせる貴重な5分間を全て來のお説教になった。
白夜は私たちの隣で面白そうに見ていた。

「來、お説教はそこまで。時間になったから行くぞ。」

『何で助けてくれなかったのよ白夜!』
「面白いから。それに朝飯食べなかったお前が悪い。」
ニヤリと笑いながら言う白夜。


……言い返せない。

それから、三人で後ろの座席に乗った。

「苺、何読んでんの?」
と除きながら聞いてくる來。
『近づいたら危険人物の名簿。ちなみに、全部、族に入っている人だから。』
「…いろんな意味で凄いな。」
と苦笑いで言う白夜。
來は、引きつっていた笑顔。

二人ともそんな顔しなくても…

名簿が読み終わったと同時に学校についた。
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