最強少女は恋をした
「おい。どっちなんだ。」

…よしっ!苺!恥を捨てるんだ!女優になれ!

『キャー。雷鬼の幹部の皆さんだ!私昨日転校してきた黒羽苺って言うんです~。よかったら~仲良くしてくれませんか~?』
と声のトーンをいつもより高めにして媚びたようなキモい声で言った。

「てめぇキモいんだよ。俺等二近づくんじゃねぇよ!」
と短気で馬鹿そうな奴に押された。

痛くないけど、倒れるほど押されてないけど…もう一芝居頑張るか。

私は、痛くない程度に倒れた。
『キャッ。な、何するんですか?!』

…私って凄い!ちゃんと倒れれた!倒れるとき声出せた!普通の女の子っぽくできた。

「なんもしねぇよ!転校生が居るって聞いたから来たのにこんなキモい奴だったとは…帰ろうぜ。」
とまた、短気で馬鹿そうな奴が言った。

そしてぞろぞろと教室を出ていった。

女共は、クスクス笑っていて、男共は、シーンとしていた。

私は起き上がってスカートを叩いてきれいにしていた。

廊下で見ていた白夜と來と直ちゃんが近くに来た。

白夜と來は驚いた感じで私を見ていた。
直ちゃんは、笑いを我慢していたのか、私の近くに来て笑い出した。
それをみて、教室に居る皆は、静かになった。
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