最強少女は恋をした
「…っ。ありがと。実は俺、人間が嫌いなんだ。親戚たちの影響で。」
『親戚たちの影響?』
「うん。俺の親は、12年前に亡くなってんだ。それで俺、親戚に引き取られたんだ。でも親戚の人たちは、俺の親のこと嫌ってたからたらい回しされたんだ。それで…俺…っ」
來はそう言った後声を出さずに泣き出した。
…相当辛かったんだんだね。
『そっか…』
…ここで慰める言葉を言えばいいんだろうけど、私には出来ない。
だって來は私が思ってる以上に辛いと思うから。
…でも少しでも來の心の傷を癒してあげたいな。
そう思い來の手をギュッと握ってあげた。
はじめは、ビクッとなったけど、握り返してくれた。
白夜も來を慰めるように背中を撫でていた。
それから数分後―
來は、もう泣き止んでいて、笑顔になっていた。いつもより輝いている笑顔に。
少しでも役にたてたかな。
何て思いながら3人で笑いあっていた。
………が
この中に空気の読めないやつが2人いた。
『親戚たちの影響?』
「うん。俺の親は、12年前に亡くなってんだ。それで俺、親戚に引き取られたんだ。でも親戚の人たちは、俺の親のこと嫌ってたからたらい回しされたんだ。それで…俺…っ」
來はそう言った後声を出さずに泣き出した。
…相当辛かったんだんだね。
『そっか…』
…ここで慰める言葉を言えばいいんだろうけど、私には出来ない。
だって來は私が思ってる以上に辛いと思うから。
…でも少しでも來の心の傷を癒してあげたいな。
そう思い來の手をギュッと握ってあげた。
はじめは、ビクッとなったけど、握り返してくれた。
白夜も來を慰めるように背中を撫でていた。
それから数分後―
來は、もう泣き止んでいて、笑顔になっていた。いつもより輝いている笑顔に。
少しでも役にたてたかな。
何て思いながら3人で笑いあっていた。
………が
この中に空気の読めないやつが2人いた。