最強少女は恋をした
「直樹、あいつら俺らのこと忘れてるよな?」
「あぁ健太、絶対忘れられてるな俺たちのこと。」
…
「…忘れてないですよ?」
と白夜が言ったけど2人はまだ言っている。
「絶対忘れられてるな。」
「一瞬黙ってたもんな。」
………こいつら本当に私より年上か?
…まだ言ってるし。
こいつらの話聞くのめんどくさいしな。
『あーもう!
別に忘れてよーが、忘れてなかろーがどっちだっていいだろ!
それでも元総長と副総長か!!』
「「…はい。すみません。」」
「「…元総長と副総長って?」」
『…白夜と來は、知らないの?』
「元は不良ってことは知ってたけど…」
と來は、言った。
『健ちゃん、直ちゃん教えていい?』
「「いいぞ?」」
『えっとね、健ちゃんと直ちゃんは黒龍の9代目総長と副総長だよ。
ちなみに、健ちゃんが総長で直ちゃんが副総長なの。』
「「…マジで?」」
「「『マジで。』」」
「「…」」
あらまー黙っちゃったよ。
時計をみると、11時13分だった。
…そろそろ帰ろうかな。