最強少女は恋をした
殺気を出しているうちの1人が
私の胸ぐらを掴み
「テメェ!女だからって調子乗んなよ!次なんか言ったら、ぶん殴るからな!!」
とさっきよりも殺気を出して言ってきた。…たぶん殺気を最大まで出しているんだと思う。
…でも殺気弱くない?
これが全国No.3の幹部?
これぐらいの殺気なら黒龍の下っ端君達と同じレベルじゃん。
『…はぁ……殴れるもんなら殴ってみろよ。ってかお前本当に幹部?』
…あ……少し苛ついてたので不良の頃の口調に戻っちゃった!てへっ☆(←今も立派な不良です。)
「なっ!テメェ!!!」
といきなり殴りかかってきた。
シュッ
パシッ
……シーン……
…そりゃぁ驚くよねー(笑)
全国No.3の幹部であろぅお方が殴ろうとしたのを普通の女の子に見える私が軽々と素手で止めたからね。
『これでわかった?お前らは私に傷ひとつつけられない。…白夜、來行こう。こいつらと話すのもう嫌だ。』
「「ああ/おう!」」
雷鬼に背を向けて歩き出す私たち3人。
「待て!!」
……雷鬼の総長様
…ここは空気をよんで帰らせろよ。
『…何?』
総長様の方を向いて言った。
…よく見ると綺麗な顔だね。
180㎝ぐらいの長身に黒髪で赤メッシュ、瞳は漆黒の黒って感じ。
…女が近寄る理由がわかったよ。
じゃなくて!
呼んだ理由って何なの?
「…お前…俺だけの姫になんねぇか?」