最強少女は恋をした


……

………

…………

『…はぁあぁあぁあぁあ?』
「ダメか?」

いや、今かっこよく言ったけど、姫になるのがダメかどーかじゃなくて、まず問題発言だよ?
かっこよく言ってたけどあれは問題発言ですよ?
私、総長様に守られるほど弱くないし。
…この人頭ダイジョウブ?
もしかして頭いっちゃった?
白夜と來なんか口開けて“何言ってんだコイツ”って感じで見てるぞー。
ってか姫いるじゃん。
しかも姫さんの前であんな発言するから…姫さんこっち睨んでるよ。
おー怖い怖い。(←棒読み)

『…姫いるじゃん。』
心を落ち着かせ冷静になりながら言った。
「俺あんな女、姫とは認めてねぇ。」



……

また問題発言したよ?
しかも、それ今言っちゃう?
姫さんの前で言っちゃう?

確かにさ、あの姫さんの瞳は濁っているし、若干姫さんを侮辱?したとき総長なのに怒ってなかったけどさ

…今言ったらいけないでしょ。
姫さん、悲しみとか怒りとかで顔が怖いですよー。(←棒読み2回目)

『じゃあなんで姫なの?』

…そう問題はそこだ。総長自体が姫と認めてないのに姫なんているの?

「こいつらが認めたからいいんじゃね?と思ったから。…守りたい奴がいれば強くなれるって言われたからな。」
< 27 / 35 >

この作品をシェア

pagetop