最強少女は恋をした


……何?そんな軽い感じで姫なんて選んだの?
しかも最後の“言われた”って…

『…誰に言われたの?“守りたい奴がいれば強くなれる”って』
「…赤アゲハ」



……

………はぁ!!私??


……言った覚えがあるような、ないような…



まぁいっか!

ってかちゃんと伝わってなかったのか。
あの言葉の意味。
いつか教えてあげよー(←軽い)

…思ってたけどなんか忘れてるよーな

…あ!姫のことだ!
『…姫のことだけど、私は雷鬼の姫にならない。……守りたいなら勝手に守れば?そのかわり、族の総長ではなく、個人として守れよ。』
「あぁ。」

『よし!白夜、來帰ろう!』
「「あぁ/おう!」」

今度こそ私たち3人は雷鬼に背を向けて帰っていった。
< 28 / 35 >

この作品をシェア

pagetop