あなたに愛されました。
真面目君って!
どんだけあたしバカにしてんの!
「桃香には本当に
幸せになってもらいたいからね。」
「え…?」
「まぁ、そうゆうことよ!」
「え、ちょっと、由那!」
いつの間にか由那は
10m先くらいにいる。
はやっ。いつのまに!?
「早くしないと遅刻するよ~!」
遠くから聞こえてくる。
「まってー!って、もう遅刻じゃん!」
腕時計を見ると時刻は8時40分。
ちょうどSHRが始まった時間だ。