僕の愛のカタチ
そのまま僕は病室に入って君が横になっているベッドに歩み寄り、

「何歳?」

と、それだけ聞きました。




「あたしの歳は秘密。


でも、名前は泡輝よ。

輝く泡って書いてあき」



「僕は優しいと書いてゆう。

歳は19。


大学の部活中に怪我して今日から入院」



「そうなんだ。

あたしが入ったのは中学の時かな。

白血病でね、今に至るよ」




『白血病』と、君ははっきり病名を僕に言いました。


歳も、学生なのかも言わずに。
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