キミがすき【気まぐれ更新】



「お代は5万円になりまーす♪」



「はい?」



ニッコリと右手を出している空花ちゃんはとってもキラキラしている…。



ここって、そんなに高かったっけ?今日は、カットとカラーリングとパーマ。



これだったら、普通にセットでいくよね?



「冗談はやめてください?」



「ちょー本気♪」



目がマジだ。



アタシそんなにお金持ってない。財布の中身は、ただいま2万円くらい。



「…空花ちゃん、アタシそんなにお金持ってない…。」



「まさか、お金払えないとか言わないよねぇー?」



背の高い空花ちゃんが腕を組むと迫力が二倍だ…。しかも、綺麗だから更に二倍だ…。



そんな空花ちゃんの頭に、ボコッといきなり誰かの拳が飛んできた。



「痛っ!!誰だよっ!?」



「親に向かって、何て口聞いてんのっ!!」



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