俺様王子とキケンな契約!?
やがて帰って行った女たち。
オレはやっとのことで椅子に座った。
「あらあら、ビップサービスまでして〜よく人の前でちゅーできるね。卑猥なやらしいオトコめ」
ニヤニヤと微笑む慶樹。
卑猥でやらしいのはお前だろうが。
「ああしねぇーと帰らねぇだろ。」
かなり周りから視線感じたけどな。
「聖がさ、あんな態度とるから勘違いするんじゃねぇの?みんなとちゅーしやがってさっ。オレ何か妬けてくる」
ムスッとしながらカレーを食べる慶樹。
「……悪りーけどオレはそっちの興味ねぇから」
「……ぶっ、オレだってな!女の子が大好きな大好きな清純男子だぜ?勘違いすんなよな」
……どこが清純だ、アホ
「あっ!芽衣ちゃんだー!!おっ!理沙ちんもいるぅ〜♪……おーいこっちこっちー!!」
何かと思えば慶樹は椅子から立ち上がり手を振りだした。
慶樹の目線の先には星野芽衣とその友達がいた。
座る席がなく、キョロキョロしているようだった。